MVision healthと 血液リスク検査との違い
MVision healthの最大の特徴は、血液データなどの「間接的な指標」ではなく、MRI画像を用いた「脳そのものの直接的な状態」をAIで解析する点にあります。
3つの検査の比較・違い
| 検査名 | 検査方法 | 指標 |
|---|---|---|
| MVision health | MRI画像解析 | 脳の萎縮度、白質病変体積 |
| Lox-index | 血液検査 | 血管の炎症・動脈硬化の進み具合 |
| MCIスクリーニング | 血液検査 | アミロイドβの排出する力 |
MVision health|直接
MRI画像から将来の認知症リスク(脳の萎縮)と、将来の脳梗塞リスク(白質症変体積)の実際の状態を高精度のAIで測定
Lox-index|間接
脳梗塞の原因である動脈硬化のリスク因子「血管がどれくらい動脈硬化になりやすいか(動脈硬化の進行しやすさ)」という「血液の状態」を測定
MCIスクリーニング|間接
アルツハイマー型認知症の原因となる血中内のアミロイドβを排出する物質「掃除の能力(環境)」を測定
MVision health
AIがあなたの脳のMRI画像を精密に分析します。
『脳の健康診断』のようなもので、実際に認知症の特徴である「脳の萎縮」が始まっていないか、脳梗塞の特徴である「白質症変」が出現にしていないかを直接確認できます。
1、「今の脳」が直接見える安心感
血液検査はあくまでも間接的な「傾向」ですが、MVision healthはMRI画像を二次利用するため、「実際にどれくらい萎縮しているか」「隠れ脳梗塞があるか」という物理的な事実に基づいた評価ができる。
2、脳梗塞と認知症のリスクをダブルチェックできる
Lox-indexは血管(脳梗塞)、MCIスクリーニングは認知症に特化していますが、MVision healthは1回の解析で両方のリスクを評価することができる。
3、視覚的な説得力
AIが作成したレポート(脳の健康状態の可視化)が出るため、自分の状態を直感的に理解しやすく、生活習慣改善のモチベーションにつながりやすい。
Lox-index
Lox-indexは、血液の動脈硬化の具合を見る『血管の健康診断』です。
脳梗塞だけでなく、心筋梗塞のリスクも一緒に知りたい方に適しています。
1. 実際に測定しているもの
2つの物質を組み合わせて、将来の脳梗塞・心筋梗塞のリスクを判定しています。
- sLOX-1|血管の壁にある「ごみの受け皿」のような物質
血管に炎症が起きると、血液中に流れ出します。 - LAB|酸化して「サビついた悪玉コレステロール」を測定
2、何がわかるのか?(メカニズム)
- LABがsLOX-1にキャッチされると、結果の壁の中に潜り込み血管を厚く硬く(動脈硬化)させてしまう。
- Lox-indexが高い状態の場合、LABとsLOX-1がどちらも多い状態。
- 血管の壁がどんどん厚くなり、将来的に詰まって脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクが高いことを示す。
Lox-indexは、あなたの血液がどれくらい『血管が詰まりやすい状態か』を数値化する検査です。血管が実際に詰まってしまう前の段階、つまり『動脈硬化の入り口』にいるかどうかがわかります。もし数値が高ければ、食事や運動で『血液のサビ』を減らすことで、将来の脳梗塞を未然に防ぐための対策が立てられます。
MCIスクリーニング
MCIスクリーニング検査では、アミロイドβやタウの「直接量」は測定していません。
脳にゴミが溜まりやすくなっていないかを調べる『脳の環境検査』です。
採決だけで、将来のアルツハイマー型認知症のリスクを判定します。
1. MCIスクリーニング検査プラスが実際に測っているもの
アミロイドβそのものではなく、「脳からアミロイドβを追い出したり、毒性を弱めたりする役割を持つ『周辺のタンパク質(9種類)』」の量です。
具体的には、以下の4グループのタンパク質を血液で測定しています。
- 栄養系|アミロイドβの毒性を弱めるタンパク質(トランスサイレチン等)
- 脂質代謝|アミロイドβの排出を助けるタンパク質(アポリポタンパク質A1等)
- 炎症・免疫系|脳内の掃除や健康維持に関わるタンパク質(補体C3等)
- 凝固線溶系|脳の血管のダメージ修復に関わるタンパク質
2. なぜ「アミロイドβ直接量」ではないのか?
アミロイドβやタウは主に脳内に蓄積するため、血液中からその正確な量を測るのは非常に高度な技術を要します(最近では一部の特殊な血液検査で可能になりつつありますが、一般的ではありません)。
そのため、MCIスクリーニング検査は「アミロイドβを掃除する力が弱まっていないか?」という「脳の防衛体力」を測ることで、間接的に「将来アミロイドβが詰まってしますリスク(=MCIリスク)」を判定するアプローチをとっています。
掃除する力が弱ければ、将来ゴミが溜まりやすくなる(=認知症リスクが高まる)ということが統計的にわかるため、早めに生活習慣を改善して『掃除する力』を取り戻しましょう。


