東京都世田谷区奥沢6丁目20-23 フォーラム自由が丘1F-A・2F-A 
東急電鉄「自由が丘」「九品仏」「奥沢」各駅より徒歩7分

TEL.03-3701-3351 FAX.03-3705-8100

3つの特長

健康長寿

健康長寿とは何か?

日本は世界有数の長寿国です。2019年の日本人の平均寿命は男性で81.4歳、女性で87.5歳です。長生きなのは良いことですが、できれば元気で長生きがより良いですね。最近、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを「健康寿命」と定義されました。2019年の日本人の健康寿命は、男性72.7歳、女性75.4歳とされています。となると、男性で8.7年、女性12.1年にわたり、いわゆる介護が必要な状態があるということになります。健康長寿とは、できるだけ介護が必要になることなく長生きすることを意味しています。

介護が必要になった主な原因は?

1位が認知症、2位が脳血管疾患、3位が高齢による衰弱(サルコペニア・フレイル)、4位が骨折・転倒(骨粗鬆症)、5位が関節疾患ということがわかっており、これら1位から5位までで7割以上を占めています。いわゆる生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙)からくる脳血管疾患ばかりでなく、ロコモ(関節疾患、骨粗鬆症)やフレイルが大切ということになります。わかりやすく言ってしまうと、脳神経内科の疾患、整形外科の疾患がほとんどです。

まずは幸福長寿

健康長寿を目指せといいますが、長生きすることは悪いことではありません。長生きすれば当然さまざまな臓器に老化徴候がでてくるわけで、脳・脊髄・末梢神経、筋肉、骨、関節も例外ではありません。確かに老化は治りません。しかし、歳をとっても幸せに生活を送ることはできるはずです。医療によって、治癒はできないものであっても、生活の質を高めるためのお手伝いができると思います。まず当院に受診して頂き、正確な診断のもと治療やリハビリテーションを受けて頂きたいと考えます。脳神経内科、脳神経外科・脊椎脊髄外科、整形外科の専門医が、たとえ老化徴候であっても、その対処法についてご相談させて頂きます。

認知症のご相談は当院へ

特に当院は、認知症の診療、「物忘れ外来」に力を入れてきました。理事長の山口潔は老年精神科専門医として、院長の橋本昌也は脳神経内科専門医として、長年認知症診療に取り組んできました。より高度な認知症診療を行いたいという想いからふくろうクリニック自由が丘を開設したと言っても過言ではありません。認知症も多くは神経変性疾患といって治癒が困難な疾患です。だからといって私達は治療をあきらめません。なぜならば、治癒が期待できない疾患であっても、できるだけ生活の質を高めて頂き、幸福に暮らして頂くことを望むからです。

世田谷区では、「認知症とともに生きる希望条例」(令和2年10月施行)というものがありますが、私達は、たとえ認知症になっても、希望を持ち続けながら生活して頂ける方法を長年探ってまいりました。認知症との共生と予防。このテーマについて、いままでも、これからも、患者さんやそのご家族、そして市民とともに明らかにしていきたいと考えています。

どうすれば健康長寿になれるのか?

生活習慣病対策に加えて、「脳・脊髄」「筋肉」「関節」「骨」の健康をいかに保つか、老化をいかに遅らせるかということが大変重要です。しかし、これらは従来の健康診断では重要視されてきませんでした。従来の健康診断は、生活習慣病対策に重きが置かれてきたのです。その結果、脳血管疾患や冠動脈疾患(狭心症・心筋梗塞)は減りました。しかし、未だに「脳・脊髄」「筋肉」「関節」「骨」を評価する公的な健康診断はありません。そこで、自由が丘では、整形外科外来、脊椎脊髄外来(脳神経外科)、ロコモ・フレイル外来(老年内科)を開設し、皆様の健康長寿を強力にバックアップしていきます。ロコモとは、日本整形外科学会が、骨・関節・筋肉・神経などの運動器の健康維持を啓発するために作った概念、用語です。健康長寿にはロコモ予防が大切です。

ロコモ は、40~50歳代から始まります。検査方法としては、40㎝の高さの椅子からふらつかずに片脚立ちができるかという「立ち上がりテスト」があります。立ち上がりテストでふらついた場合には「ロコモ度1」となります。また、ロコモと判定される方の中には、「腰痛」「肩こり」「膝痛」をお持ちの方が多くいらっしゃいますので、これらの症状をお持ちの方も、ぜひ整形外科外来、脊椎脊髄外来(脳神経外科)、ロコモ・フレイル外来(老年内科)を受診してください。

ロコモの治療は、薬物療法、リハビリテーション、手術に分けられます。私達は、運動療法を始めとするリハビリテーションを強みとして、治療してまいります。健康長寿を目指すにあたり、最も効果的なのは運動・スポーツです。もちろん、骨粗鬆症と診断されれば、薬物療法も提案します。社会的処方や社会参加の支援にも力を入れています。当院では、首、腰、膝、肩のMRIドックを行っていますので、併せてご利用ください。

更年期障害も健康長寿対策のきっかけに?

女性ホルモンや男性ホルモンが低下しても、物忘れや疲れやすさが出てきます。しかも、腰痛、肩こり、膝痛など、いわゆるロコモも出てきます。つまり、更年期障害や、男性のLOH症候群により、ロコモ・フレイル・認知症に関連した症候が出現します。これらの症状を改善するためには、ホルモン補充療法が勧められる場合もありますが、私どもは、運動・スポーツ・リハビリテーションによる身体機能の維持・改善が大切だと考えています。

さまざまな脳の変調と脳ドックは当院へ

当院では、「物忘れ外来」「パーキンソン外来」「脳卒中後遺症外来」「高次脳機能外来」「スポーツ頭部外傷・脳振盪外来」「大人の発達障害外来」「がんメンタル外来」など、さまざまな視点から脳疾患の診療に力を入れています。MRI、心理検査、リハビリテーションが院内で完結することを強みとしています。また、介護が必要となる主な原因の一つに脳血管疾患があります。くも膜下出血の脳動脈瘤は、MRIによる脳ドックを受けることによってのみ早期発見、早期治療ができます。ぜひ症状のない方でも、脳動脈瘤のチェックのために脳ドックを受けて頂きたいと考えます。

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軽度認知障害の専門外来を開設

日常生活には大きな支障がないものの、記憶力や判断力などに軽い障害がある状態です。従来は治療法が限られていましたが、新薬「レケンビ注®」の登場により、軽度の段階からアルツハイマー病かどうかを調べ、早期治療を行う選択肢が広がりました。当院では、専門の臨床心理士・公認心理師による神経心理学的検査や、3テスラMRIによる精密な脳画像診断が可能です。地域でも数少ない、軽度認知障害を診断できる施設です。「最近、物忘れが増えた」「性格や意欲が変わった気がする」など、気になる症状があればご相談ください。

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ロコモ・フレイルの専門外来を開設

「フレイル」とは、心身のさまざまな機能が加齢によって低下、食欲や活動量も低下して虚弱になっていき、放っておくと介護が必要になる状態です。フレイル簡易チェックリストで1つでも気になることがある方は、受診をお勧めしています。

フレイル簡易チェックリスト

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スポーツ医療

私達は、在宅医療を含めて高齢者を多く拝見する中で、認知症予防やフレイル予防に関心をもち、ふくろうクリニック自由が丘を開設しました。なぜ当院がスポーツ医療に関心を持ったか。その理由は、認知症予防やフレイル予防において最も効果的なのが、運動・スポーツだからです。もちろん運動・スポーツは、グランド、体育館、プール、ジムでやるものであり、医療機関でやるものではありませんが、中年期以降になりますと、高血圧や糖尿病などの内科的な疾患や、変形性関節症、椎間板ヘルニアなどの整形外科疾患も増えてきますので、運動・スポーツを始める前に、メディカルチェックを受けた方がよいと考えらえます。

その結果、まずは薬物療法が必要な方や、当院のリハビリテーション室で運動療法を始めた方が良いという方もいらっしゃいます。運動・スポーツがいかに大切かとわかっていても、ご高齢の方には敷居が高い場合も多く、理学療法士やトレーナーなどの専門家に相談しながら進めていくことも良い方法です。一方で、近年、運動・スポーツが原因で認知症やフレイルになることもわかってきました。スポーツによる脳振盪を繰り返すことによって、将来認知症になる確率が高まることがわかってきたことです。

そこで、当院では、脳振盪の診断・リハビリテーションが可能な体制を整備しました。さらに、そもそも脳振盪は起こす前からの予防が必要なわけで、当院ではスポーツ脳ドックを用意しました。また、アスリートに起こる医学的問題は脳振盪だけでありませんので、脳神経外科医、脊椎脊髄外科医に加えて、整形外科医、内科医、精神科医、家庭医についても、スポーツ医学に詳しい医師が対応できる体制を整えました。学校、職場、地域やさまざまなスポーツ競技団体の方と連携しながら、アスリートやその関係者のためのクリニックとなるよう尽力したいと考えます。適度で適切な運動・スポーツを、医療の立場から提案し、支援していきたいと考えます。

スポーツ頭部外傷に対する専門医療

※当院では東邦大学医療センター大橋病院の中山晴雄先生との連携の元、脳振盪後の競技復帰のサポートをさせていただいております。当院でも月2回土曜日に中山晴雄先生のスポーツ頭部外傷外来をしております。脳機能の確認は、院内のMRI検査による診断、神経学的検査、公認心理師による神経心理検査などから多角的に行います。

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スポーツ脳ドック

スポーツにより繰り返される脳振盪は将来の脳における異常が発見される場合がありますので定期的にMRI検査、医師の診察、公認心理師による認知機能検査を受けることをお勧めいたします。

脳振盪とは、頭をぶつけたり強い衝撃が加わったりしたあとに、脳の機能が障害された状態です。意識を失うこともありますが、それ以外にも頭痛、吐き気、めまい、ふらつき、ぼやけて見える、集中できない、など様々な身体的・精神的な不調をきたすことがあります。

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メディカルチェックと運動処方

高齢期の運動前のメディカルチェックのススメ

スポーツ・運動は身体機能のみならず精神機能も含めて多面的な効果を発揮する一方で、リスクを伴うことに注意が必要です。

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呼吸器疾患のリハビリテーション

呼吸リハビリテーションは、薬物療法、吸入療法、酸素療法、人工呼吸療法、呼吸理学療法(リラクセーション、呼吸練習、呼吸筋トレーニング、胸郭可動域運動、排痰法、運動療法)、栄養療法、心理社会的支持、患者・家族の教育を含んだ包括的な医療プログラムです。

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リハビリテーション

当院のリハビリテーションについて

診療所のリハビリテーションというと、整形外科診療所に併設された温熱療法やマッサージを中心としたリハ室を思い浮かべる方が多いと思います。もちろん関節や筋肉の痛みに対して除痛を図ることは重要なリハビリテーションです。当院は、整形外科ばかりでなく、脳神経外科、脳神経内科、呼吸器内科、老年内科、疼痛緩和内科(がん緩和ケア)、精神科など、多くの診療科を擁しており、脳神経、呼吸器、がん、アスリートなどのリハビリテーションにも幅広く対応しているところが特徴です。

寝て施術を受けるリハビリテーションだけでなく、起きて体を動かす、頭を使うリハビリテーションがあるとご理解ください。具体的には、脳振盪を始めとする頭頚部外傷、脳卒中後遺症、失語症を始めとする高次脳機能障害、パーキンソン病などの神経難病、構音・嚥下障害、肺気腫・間質性肺炎を始めとする慢性肺疾患、各種がんに伴うフレイル・サルコペニア、整形外科疾患、精神疾患のリハビリテーションを得意分野としています。リハ職は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と3職種揃っており、公認心理師、管理栄養士、社会福祉士といった関連職種もそろっています。それぞれの診療科の専門医、リハビリテーション科専門医、リハ職、関連職種が密接に連携をとりながら、総合的なリハビリテーションを提供します。

また、高齢者・要介護者を対象に介護保険のリハビリテーションとして、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションを提供しています。こちらは、ケアマネージャーや在宅医療を支えるチームと連携します。特徴的な専門外来として、ふらつき・転倒外来、義肢装具外来があります。ふらつきは高齢者に多く見られる症候ですが、耳鼻咽喉科や脳神経外科での診断や投薬だけでは改善が得にくい症候です。

当院では老年科専門医が診察の上、小脳や脳幹を刺激する運動療法を行っています。義肢装具外来については、義肢や装具は、何らかの疾患・外傷発症時に入院した病院で作成することが多いと思いますが、長期的には状態も変化します、メカニックの故障も出てきますので、必ずメンテナンスが必要になってくると思います。作成した病院が遠方で行くのが難しい場合などぜひご相談ください。リハビリテーション科専門医が対応します。

高次脳機能障害に対するリハビリテーション

「高次脳機能障害」は交通事故や脳出血など脳に損傷を負った場合に、物忘れなどの記憶障害や、ぼんやりして集中できないなどの注意障害、一つのことを最後までやり遂げることができない遂行機能障害、さらには怒りっぽくなるなどの社会的行動障害などのさまざまな症状が出ることがあります。

当クリニックでは公認心理師が常駐しており、人生の途上で障害をもった患者さんやそのご家族の心理面のサポートをさせていただきます。神経心理学的検査、心理カウンセリングなどを通じ、障害を受け止めて新たな人生を歩んでいく過程を支援いたします。

機材

最新の機器を利用した総合的なリハビリテーション

当クリニックでは、運動・心のケア・栄養の3本柱で患者さんのリハビリの効果を最大限に引き出すサポートを致します。

キネシス

キネシス

身体全体を使うダイナミックな動きが可能であり、筋力強化、動作そのものの訓練に利用します。アスリートから高齢者の幅広い層に適しています。

ニューロトラッカー

アスリートの運動能力・学習能力・集中力アップのための脳のトレーニングや高齢者の脳の若返りをはかるトレーニングに利用します。

その他のリハビリ機器

がん手術前後のリハビリテーション

がんのリハビリは、がんと診断されたときから、能力の回復や維持を目的に行います。通常リハビリは、何らかの障害が起こってから受けるのが一般的ですが、がんのリハビリには「予防的リハビリ」がとても重要です。治療前にリハビリを受けた人とそうでない人の合併症の発症率や回復力の速さを比較すると、明らかな差があることが証明されています。

術前リハビリ・治療

筋力強化トレーニング、全身体力向上トレーニング、呼吸練習・栄養チェックなど

術後リハビリ・治療

筋力強化トレーニング、柔軟性向上トレーニング、全身体力向上トレーニング、栄養チェック・ストレスケア

高精度体組成計を利用したリハビリの効果測定

高精度体組成計を利用したリハビリの効果測定

高精度体組成測定器を導入しており、患者さんのカラダの変化を詳細にモニタリングできるようにしております。管理栄養士が、測定結果に基づきながら現在のカラダの状態・リハビリの効果をご説明いたします。筋力アップ・栄養改善には毎日の食事の工夫が非常に大切です。

シニアの方に対しては、低栄養に陥らず、筋力を維持できる健康長寿を目指す食事に関して、アスリートの方には競技の種類・活動量・シーズン前後に合わせてパフォーマンス力を上げる食のコンディショニングについてサポートが可能です。継続の場合はオンライン、ビデオ会話形式での栄養相談が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

料金

測定 1回 600円
カウンセリング 1回 1,500円(一部 保険診療)

介護保険サービス

通所リハビリテーション

当院では、短時間型の通所リハビリを行っております。

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訪問リハビリテーション

当院では、ご自宅へ伺う通所リハビリを行っております。

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外来リハビリテーション

当院では、外来リハビリを行っております。

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